整形外科領域におけるRevolution CTの使用経験~物質密度画像の臨床応用を中心に~/秋里恭平(JA広島総合病院 放射線科)ほか[全7頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

マルチスライスCTは短時間に広範囲を高分解能のボリームデータとして取得できることから、任意断面が観察できるmulti-planer reconstruction(MPR)や3次元的に観察できるvolume rendering(VR)などの画像処理が可能となった。整形外科領域におけるCT検査の役割としては、MPR画像を用いた骨や軟部組織の評価、VR画像による骨折部の任意角度からの立体的把握などが挙げられる。
当院は2016年9月、GE Healthcare社製『Revolution CT』を導入し、複雑化する整形外科領域の検査オーダーに対応してきた。2017年11月からは、CT装置のバージョンアップに伴い、Dual Energy CT(DECT)撮影が可能となり、臨床に有用なさまざまな解析画像を取得できるようになった。
本稿では、整形外科領域にフォーカスを当て、Revolution CTの使用経験や有用であった臨床症例を紹介する。