クラウド&AI時代の医用画像ネットワークの構築/株式会社デジタル・コア[全5頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

医療分野におけるICTが今後どのように進展していくのかを考える上での前提条件として、総務省が公開している「2017年(平成29年)医療等分野のICT化の進展」(http://www.soumu.go.jp/main_content/000518773 .pdf 2ページ目)を紐解くと、以下の4項目の技術的進展に注目している。
・ビッグデータ
・クラウド
・センサー
・スマートフォン

こうした背景を下地として、この数年急激に医療分野で熱い視線を集めるようになった技術が「AI(Artifi cial Intelligence:人工知能)」であることに異を唱える人は少ないのではないだろうか。
「医用画像」の領域もこのトレンドとは無縁ではなく、世界最大の医用画像の展示会が併催される
「RSNA2018(第104回 北米放射線学会)」においてもAI関連の展示が会場内でも目を引いていた。
むしろ現状で主流だと考えられる機械学習によるAI開発においては、医用画像の活用抜きに考えることは不可能である。それでは、クラウド、ビッグデータ、AI時代における医用画像に求められる条件と果たすべき役割とはどのようなものなのだろうか。AI開発における基盤としての医用画像ネットワークおよび医用画像管理システム構築の経験をもとに考察していきたい。