Siemens Healthineersが取り組むAI画像診断支援技術開発/シーメンスヘルスケア株式会社[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

AI(人工知能)は医療従事者の良きパートナーとなる。空前のAIブームを迎え、ほぼ毎日と言っていいほど目にするAIの技術は、日々着々と私たちの生活に浸透している。医療機器業界でも多くの企業がAI技術の応用に着手し、2018年、本国初となるAIを搭載した医療用アプリケーションが厚生労働省によって正式に承認された。国が医療行為にAIを使用することを正式に認めたことを皮切りに、AIは医療サービスの中核技術になろうとしている。
Siemens Healthineersでも、このAIブームに先立ち、長期に渡ってAI技術開発を行っている。まだ昨今のAIブームが到来していない1990年代より、機械学習を画像処理技術に応用することを検討し始め、現在まで約40のAIを応用した製品がリリースされている。そして、現在も4つの領域(撮影・計測技術、画像処理技術、個別
化医療技術、地域・集団単位の分析技術)でAI技術開発に取り組んでいる。本稿では、Siemensが行うAI技術開発の方向性を示し、画像処理技術の1つであるディープラーニングを用いてアルゴリズム構築された画像診断支援アプリケーションを中心にAI技術開発の取り組みを紹介する。