日本語学2019年7月号(特集:和製のことば・和製の文字)vol.38-7

宮地裕  監修, 甲斐睦朗  監修

1,430円(税込)

明治書院

◆和製のことば・和製の文字

日本人は固有の言語である和語に加えて、外来の言語や文字を要素を個別的ときに体系的に積極的に摂取し、それを日本語に合うようにカスタマイズさせてきた。それらを分野ごとにまとめて、和製あるいは日本化した言語や文字の広がりと特色をとらえる特集としたい。

〇和語の特色 沖森卓也

〇和製漢語の歴史と課題 陳力衛

〇字音声調から漢語アクセントが形成されるまで 加藤大鶴
――「規範」から「逸脱」に視点を移すこと――

〇和製漢字(国字)・和製異体字研究の概況 菊地恵太

〇字義の和化と和製の字義 ジスクマシュー
――借用形式の観点から――

〇和製英語 田野村忠温
――悪習との訣別――

【連載】

[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語] 日比野進
[漢字を追いかける] 笹原宏之