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現在、対策型乳癌検診のモダリティとして有効性が証明されているのはマンモグラフィのみである。しかしながら、マンモグラフィでは高濃度乳房において乳癌の検出能が低下することから、このような高濃度乳房に対して、乳腺濃度に影響を受けにくい超音波検査との併用検診に対する期待が高まっている。一方、手動で行う超音波検査(Hand-held ultrasound:以下、HHUS)は施行者により診断能のばらつきが大きく、客観性や再現性に乏しいことから精度管理を行う上での問題点も指摘されている。このため乳房を自動で操作することにより客観性や再現性を担保できる自動乳房超音波検査(automated breast ultrasonography:以下、ABUS)が注目されている。当院でも2018 年5 月よりGEヘルスケア社製 乳房用超音波画像診断装置『Invenia ABUS』を導入したので、その初期使用経験について報告する。