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乳房超音波診断におけるフローイメージングの有用性については、現在日本乳腺甲状腺超音波診断医学会(JABTS)が「乳房超音波におけるカラードプラ判定基準およびその有用性に関する多施設研究(JABTS BC-04)」に取り組んでいる最中である。これまで日常診療では、カラードプラ、パワードプラ、ADFモードが使用されてきたが、最近はより低流速で微細な血流信号が検出できるようになってきた。中でもSuperb Micro-vascular Imaging(SMI)は、これまで表示できなかった低流速域の微細な血流信号を、非造影でも高感度、高分解能、高フレームレートで明瞭に可視化することができる技術である。本稿では筆者の経験に基づき、日常診療で役に立つSMIについて紹介する。