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2012年の本誌に、「明日への提言2012」と題して当時の超音波診断の状況と今後の展望、というよりむしろ希望について寄稿した。医師の超音波離れはすなわち診断機器としての魅力がないからであり、決して走査手技の煩雑さがハードルではない。CT やMRI にない高い空間的時間的分解能をさらに生かすことや、若い医師への教育体制を整えることで、超音波は輝きを増すであろう、というのがその骨子であった。それから7年が過ぎ、何がどう変わったのであろうか?本稿では筆者が主に使用しているキヤノンメディカルシステムズ社製『Aplio i-series』を中心に近年の診断機器の進歩についてその一部を述べる。