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近年偏光の応用分野の広がりとともに、偏光情報を面分布として取得できる偏光カメラの活用例が増えてきている。一般的な偏光カメラは、イメージセンサの前面に画素サイズの微細偏光子の集積フィルタが配置された構造を有する。しかしこの構造の偏光カメラでは、楕円偏光の左右回転方向の識別ができないこと、DOP(Degree of Polarization)の変化と偏光状態の変化を区別できないことなどの欠点がある。
本稿では、これを解消できる新しい偏光カメラの構造と計測原理、およびその機能を紹介する。