IQonスペクトラルCTが実現する心臓CT/株式会社フィリップス・ジャパン[全7頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

心疾患は、医療機器が発達している現在においても死亡原因の上位である。この心疾患の中でも代表的な虚血性心疾患のスクリーニングおよび評価を担っているのが冠動脈CTである。経皮的カテーテル検査と比較し低侵襲で行える冠動脈CTは、陰性的中率が高く比較的低リスクの患者も検査対象となるため、現在では広く一般的な検査となり多くの施設で行われている。また近年ではCT装置や再構成技術の発達により、高い空間分解能、アーチファクト低減、コントラスト改善による画質向上や逐次近似再構成等によるノイズ低減がもたらす高画質化
などが検査数増加の一助となっている。ここ数年で急速に注目を集めているDual Energy CTによる検査は、冠動脈のみならず心筋の評価にも期待が寄せられており、今後の検査適応を広げる可能性がある。