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MRIの研究は、その基礎となる技術アイデアのほとんどが1980年代(から1990年代)に出し尽くされているとも言われており、現代におけるMRI研究のヒントは、これら昔の技術やアイデアをどう今のMRIテクノロジーや
スペックに応用できるかにかかっているといっても過言ではない。その観点からは以前に熱い議論が交わされた座談会でのディスカッションは、その多くが今でもMRI研究のヒントになる。
本書では扇 和之先生が司会を務めてくださった2000年~2017年の18年間の映像情報メディカルの座談会(国際磁気共鳴医学会ISMRMの印象を語る座談会)のうち、2018年の現時点においてもMRI研究のヒントになりそうな部分をハイライトとして抜粋したものである。
巻末には「キーワードINDEX」として18年間の座談会記事の内容を検索しやすいように索引がある。先に索引のキーワードをサッと眺めていただき、気になった箇所の座談会記事を読みにいく、といった本書の使用方法も良いかもしれない。さまざまな角度から本書をご活用いただき、少しでも「MRI研究のヒント」になれることを
願っております。(本誌「企画にあたって」より)