MR最新技術動向:AIR Technology/GEヘルスケア・ジャパン株式会社[全6頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

1990年にPete Roemer等によって開発されたフェイズドアレイコイル技術は、現行のMRシステムで広く使用されている受信コイルの礎となっている。フェイズドアレイコイルの実現により、さらなる多チャネル化や高速撮像技術、受信コイルのデジタル化といった進歩が成され、臨床検査における広範囲撮像の実現、高SNRや高分解能化、撮像時間の短縮に大きな貢献をしてきた。一方で、これらの技術発展とともに、フェイズドアレイコイル開発におけるさまざまな設計上の制限や課題が認識されそれらを克服する必要が出てきた。
本稿では、新たなRFコイルイノベーションとして期待される“AIRテクノロジー”について紹介する。