TSE最前線「2D-Compressed SENSE」、「2D-PSS」、「SPLICE-DWI」について／森田康祐（熊本大学医学部附属病院 医療技術部 診療放射線技術部門）［全8頁］

映像情報メディカル 編

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産業開発機構株式会社

Turbo Spin Echo（TSE、またはFast SpineEcho：FSE）は臨床に用いられるようになり数十年が経過している。TSE は1 回の励起で複数のエコーを収集可能なことからSpin Echo（SE）シーケンスに比べ大幅な時間短縮を図ることが可能である。しかしながらTSEシーケンスを活用していくためにはMT効果やJ-カップリングの阻害、複数エコー信号に伴うT2 averagingなどいくつかの画質劣化に起因するアーチファクトを伴う。このような現状で使用しているTSEシーケンスも各メーカからさまざまな画質改善法やさらなる高速化が開発され臨床応用されている。今回フィリップス社製MRI装置に実装される「2D-CSENSE（CS）」、「2D-PSS（pseudo-steady-state）」、「SPLICE-DWI（Diff usion Weighted Image）」について述べる。