シーメンスMAGNETOM Vidaの使用経験/五味達哉(東邦大学医療センター大橋病院 放射線科)[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

当院は大学病院として高度医療を提供する一方、地域に根差した医療の充実に取り組んできた。その中で中央放射線部門の中心であるCTおよびMRIの検査件数も年々増加傾向にある。しかし昭和39年に開院した旧病院では高度急性期医療の充実にも限界があり、また建物の老朽化もあって2018年6月20日に新病院へ移転、開院した。この新病院開院に伴い、CTおよびMRIの装置もすべて一新され、その一環としてシーメンス社のMRI装置である『MAGNETOM Vida』が導入された。MRIの選定に際し、高度急性期医療に対応できること、多くの救急患者への対応ができる操作性の良いスループットの高い装置であること、また研究を含め今後の医療の発展にも対応できること等が前提とされた。これらの条件を満たし、かつ最新のアプリケーションに対応している
『MAGNETOM Vida』が選定された。開院後3ヵ月であるが、本稿では導入3ヵ月での初期使用経験とXA10の最新アプリケーションについて記述する。