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キヤノンメディカルシステムズ社のプレミアム超音波診断装置である『Aplio i-series』は、乳腺超音波に用いる高周波リニアプローブとして、従来機種であるPLT-1005BT、PLT-1204BTをはじめ、新開発プローブ『PLI-1205BX』『PLI-2004BX』も取り揃えている。これらのプローブにはiBeam Forming技術を採用しており、波形形成の精度を高めることにより、高純度なTHI成分を抽出することが可能である。このため、アーチファクトが充分低減された鮮明な画像を得ることができる。さらに、iBeam Slicing技術によりスライス方向のビーム幅
も細く鋭くし、コントラストのよい鮮明な画像を取得する。新開発プローブには後述するiDMS技術も併せて搭載しており、走査線の全点に関してスキャン面内と同様に電子フォーカスすることにより、送信開口直下からより薄く均一なスライスを生成している。
また、Aplio i-seriesには、スキャンと信号処理の単位を独立に最適化することにより、高フレームレートで微細・低流速な血流を描出可能とするSuperbMicrovascular Imaging(SMI)モードも搭載している。速度的には組織の動きと重なっているような低流速の血流を、組織の動きの特徴を解析して分離することで、モーションアーチファクトを大幅に抑圧して表示する。