デッサンを極める! 動物デッサンテクニック

岡本 泰子 著

2,200円(税込)

誠文堂新光社

動物の「らしさ」を表現するには実際に動物を観察するのが一番ですが、骨格や筋肉のつき方、プロポーションなどの基礎知識を理解する事で、より早く的確に形を捉えることが出来るようになります。

これは著者のもう一つの専門分野である、古生物の化石を復元する際に断片的な情報に生命の「らしさ」を吹き込む手助けとなっています。
当時の姿を「生き生きと」表現するために、著者がサイエンティフィックイラストレーション(復元画)の世界で培ってきた経験をもとに、動物デッサン(スケッチ)の基礎知識や、「らしさ」を表現するために必要なテクニックを徹底解説します。

骨格を知るために博物館へ足を運び、動物園で動きをとらえる。
代表的な動物は全身骨格図、筋肉図を交えて解説。
作例として身近な動物である犬、猫、鳥などから、ハリネズミ、フクロウ、カワウソ、パンダなど近年人気の動物を始め、大型哺乳類や爬虫類など多種多様な生物を、クロッキーやスケッチ作品で収録しました。

デザイン系の学生に限らず、ペットの愛らしい姿を描きたい方、漫画家を目指す方、またはキャラクターデザインを志す方にも、必須の参考書となるでしょう。

【目次】
■prologue
紙色を生かして描く/大好きな動物を描く/ペットのポートレート/かわいいしぐさを描く/ペットを観察して描く

■1章:画材と使い方
使いやすい画材と道具/画材を使い分ける/ドローイングの基礎練習

■2章:生態を理解する
博物館へ行こう!/動物園へ行こう!/形と動きをとらえよう/パーツを比べよう

■3章:身近な動物を描く
イヌ/ネコ/ウマ/ウシ・ヤギ・ヒツジ/ブタ/ラクダ・アルパカ/ネズミ・リス・ウサギ/トリ

■4章:野生動物を描く
食肉目(イヌ・ネコ・クマのなかま)/奇蹄目(ウマのなかま)/偶蹄目(ウシのなかまーウシ・シカ・キリン)/長鼻目・ゾウのなかま/水生の哺乳類/霊長目・サルのなかま/有袋類/特殊な哺乳類/鳥類/両生類・爬虫類