Oncology領域における「Vitrea」のアプリケーションとAI技術の応用/キヤノンメディカルシステムズ株式会社[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年画像診断装置の活用は、撮影範囲の拡大、解像度の向上や多重エネルギー画像の応用等により、診断だけでなく治療の計画や効果判定など多くの用途で用いられるようになってきた。さらにこれら画像診断装置からの画像データのポテンシャルを向上させ、より有効的な診断、治療方針の決定に結びつけるための後処理を担う画像処理ワークステーションも同様に進化を続けている。
当社の画像処理ワークステーション「Vitrea」は20年来に亘り培われてきたVital Images社の3次元画像解析技術をベースに、2015年当社グループ入りしたOlea Medical社のBayesianアルゴリズムに代表される先進的解析アルゴリズムを搭載したクロスモダリティワークステーションとして世界各国多くの医療施設、研究施設にて、その用途を広げている。
Oncology領域におけるCT画像を用いた解析は、腫瘍の抽出、性質判定、経時的差分から診る治療効果判定、腫瘍に対する栄養血管抽出による。
治療ナビゲーションなど多岐に亘る。また、近年さまざまな分野から注目されているAI技術の応用も特筆すべき事項となってきた。以下にOncology領域に関する「Vitrea」の代表的なアプリケーションと、同領域に対するAI技術の応用について紹介する。