LDIによって得られるTECの再現性―変わりゆく検査手法において造影効果を適切に得るために―/株式会社根本杏林堂[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年のCT装置の目まぐるしい進歩によって、ノイズ低減技術を応用した低管電圧撮影や、異なるX線エネルギーを使用したdual energy撮影によってCTの撮影手法は従来の画一的なものから大きく変化を遂げている。造影剤の投与方法とCT装置の撮影手法は非常に密接な関係にあることから、われわれは常に現場の要求や意見を基に
医療現場にプロトコルを提供し続けてきた。
低管電圧撮影やdual energyによる仮想単色X線画像は、従来の撮影に比べて造影効果そのものが異なる特性をもつことから、造影剤の投与方法については十分な検討が求められている。本稿では2018年4月に国際医用画像総合展にて発表したLDI(Low Dose Injection method)の特徴および低管電圧、dual energy撮影におけるメリットについて紹介する。