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肺がんCT検診認定機構では、日本国内における低線量肺がんCT検診の標準化を進めるために、2009 年(平成21 年)4月の本認定機構の設立以来、その実践主体となる医師や技師の認定制度を進めてきた。現在、1 ,346名の医師、1 ,250名の技師を認定するに至っているが、さらに、これらの医師や技師によって標準的な肺がんCT 検診が実践されることを保証する認定施設の構築に向けて認定要件等の検討を進め、2018年(平成30年)4月
より施設認定制度を開始した。本稿では、この制度の概要と課題について概説するが、最初に肺がんCT検診の歴史を簡単に振り返りながら、その背景を述べたい。