頭頸部・胸部領域での Dual Energy CTの活用/内匠浩二ほか[全6頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

新しいCT機器が広く普及し、臨床でdualenergy CT画像を利用することが可能な施設が増えている。Dual energy CTでは、仮想単色X線画像を作成することでこれまでのCT画像と比較して明瞭な造影コントラスト画像を取得することが可能となった。また従来のCTの評価方法であるCT値の測定に加え、特定の物質密度や実効
原子番号、電子密度など解析画像を用いた新しい定量的評価も可能となった。さらに近年では、2層検出器CTも臨床導入され、ますますdual energy画像の臨床活用が身近となっている。本稿では頭頸部・胸部領域におけるdual energyの臨床活用や診断能向上への期待とともに当院での2層検出器CTの運用に関して述べる。