Princeton Instruments 短波長赤外カメラ「NIRvana」/株式会社日本ローパー[全5頁]

映像情報インダストリアル 編

380円(税込)

産業開発機構株式会社

従来のイメージセンサは、シリコン(Si)をベースに構築されたCCD・CMOSイメージセンサが主流であった。これは人間の目に感度のある可視光領域(400~700nm)をカバーするに十分なスペクトル帯域をもっている。しかし近年、可視領域以外の映像を活用しようとする試みが盛んである。
近紫外領域での応用もその1つであるが、この用途にはSiを使ったイメージセンサが主流である。一方、赤外領域では別の材質の半導体を使い、Siよりさらに波長の長い赤外領域の撮像が可能なイメージセンサの研究が盛んであり、その代表例がInGaAs(インジウムガリウム砒素)イメージセンサである。本稿では、Princeton InstrumentsにおけるInGaAs2次元イメ-ジセンサカメラ「NIRvana」を紹介する。