不知火の海にいのちを紡いで : すべての水俣病被害者救済と未来への責任

水俣病不知火患者会 編, 矢吹 紀人 著

1,760円(税込)

大月書店

いまだ潜在的被害者がいるのは、国が被害を矮小化し被害者を切り捨てたから。
水俣病を問うのは、二度と繰り返さないよう叡智を結集するためだ。
原告団長・大石利生の半生、被害者や弁護団の闘いの到達点から歴史的課題を解明する。

評論家 佐高信さん 推薦!

公害というコトバに私は違和感をもつ。
チッソという会社によって起こされたという意味では企業害であり、
県や国がそれを放置したという点では政治害である。
闘いはそれらに対して具体的に行われる。
ノーモア・ミナマタの諦めない闘いをこの本は活写している。
まさに、いのちの叫びの本である。