闇と暮らす。

中野純 著

1,980円(税込)

誠文堂新光社

都会では、夜になっても照明などが明るく、現代人は暗闇での感覚を忘れかけています。視覚以外の感覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚が、暗闇を歩くことで研ぎ澄まされていきます。
そんな幻想的な闇の魅力を紹介します。暗闇体験をすると、光の存在に気づきます。キノコやホタルといった発光生物などについても、科学的にとらえ、知的なアウトドアとしてナイトハイクを提案します。
これまで、ナイトハイクの正しい方法を記した本はなく、教育現場などで行われているネイチャーゲームとしてのナイトハイクの方法なども知ることができます。
発光生物の観察、星と地図を照らしあわせてのルート確認、もちろん純粋に天体観測についても紹介しています。天体写真はまた違った難しさの闇写真の撮影方法・テクニックも。

■目次
闇歩きの楽しみ
 ・幻想のナイトハイク

闇に慣れる
 ・ナイトハイクの心得
 ・ナイトハイクの準備

闇へ行く
 ・高尾山ナイトハイク完全ガイド
 ・箱根山、首都直近の火山ナイトハイク
 ・八丈島、発光キノコと水蝉の幻想の森
 ・シーサイドナイトハイクの世界
 ・小名木川の迎待
 ・調布飛行場ナイトウォーク
 ・悪天を楽しむナイトウォーク
 
闇の中の怪しい光

闇のしたく

闇暮らしの知恵