【試し読み】物怪荘の思われびと

「俺は清伊と番いたい。あんたが好きだ。どうしようもなく」
生真面目な公務員の清伊は、妖怪ばかりが住んでいる古い家を相続するが、彼らを追い出せず同居することに。個性豊かな面々の中でも、特に強大な力を持つ東雲は、神話では神の使いとされるあやかし八咫烏だった。東雲は清伊に一目で運命を感じ、熱烈に求愛する。その情熱に押し倒されるように、毎晩東雲と体を触れ合わせてしまう清伊。清伊の全てを世話し、尽くしたがる東雲の溺愛に、いけないと思いながらも溺れそうで…!