ヘルスケアITの進化と適応へ:ケアストリーム「Clinical Collaboration Platform」/ケアストリームヘルス株式会社[全5頁]

映像情報メディカル編集部

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産業開発機構株式会社

医療ICTを推進する上では医療データのデジタル化や標準化が不可欠であり、「次世代型保健医療システム」の構築に向けては、現行の取組みである「2020年度までに一般病院(400床以上)において電子カルテ普及率90%を目指す」を継続的な目標数値としているが、現時点の普及率(78%:2014年)を考慮すると今後一層の加速が要求される。
 一方PACSの導入率は、400床以上の病院において96%、200床以上で94%と、その普及率は電子カルテやオーダリングシステムに比較し高く、医用画像データの電子化および保管については、2008年度の診療報酬改定が一定の成果を見せたといえる。しかしながら、ICTという側面でいえば、施設内のみのスタンドアローン的な運用のみならず、施設を超えた情報の共有化や患者個人の情報活用がPACSの付加価値として議論されるべきであろう。