PACSから総合画像システムへの進化/キヤノンメディカルシステムズ株式会社[全4頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

 2018年1月4日より、東芝メディカルシステムズからキヤノンメディカルシステムズ株式会社へ社名を変更したが、経営スローガンは変わらず、「Made for LifeTM」(患者さんのために、あなたのために、そして、ともに歩むために)、人々の健やかな生活の実現を目指し続けている医療機器メーカとして、これからはキヤノングループのメディカル事業の主軸として、画像診断機器をはじめシステムソリューションに注力し、IT最新の技術を用いてさらなる医療への貢献を目指していく。
 医療の高度化に伴い、患者1人1人に対し膨大な情報が得られるようになり、その情報を最大限に診療に活かせる画像情報システムのさらなる性能向上が求められている。2017年4月に登場した超高精細CT『Aquilion Precision(TM)』は、従来のCT画像の8~32倍のデータサイズに及ぶため、ストレージ容量の枯渇や、ネットワークやサーバ処理への負担などさまざまな所で課題が明確になっていた。
 これらの課題と大学病院や地域中核病院が担う地域包括ケアの課題を解決すべく、次世代医用画像情報システム「RapideyeCore(TM) Grande」を開発した。2004年から販売しているRapideyeCoreシリーズの最上位機種として、画像診断の効率化、マルチモダリティ連携、安心安全な医療の貢献をコンセプトに各種オプション機能を提供することで、さらなる価値を高めている。