「高精細」・「短時間」の両立を実現する新しいテクノロジー/東芝メディカルシステムズ株式会社[全7頁]

映像情報メディカル編集部

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年の画像動向はデジタルカメラを中心として目覚ましい発展があり、1990 年代初旬約30 万画素(480×640)程度であったものが、2017 年現在8 Kとして3 ,318 万画素(7 ,680 ✕4 ,320)を超えるものが登場。高精細画像は単に分解能が高いというだけでなく、明瞭性も高く視聴者に高い満足感を与えている。スマートフォンにおいてもフルHD(1,920✕1,080)が画面に採用されるなど高精細画像が一般化されつつある。そのような背景のなか、CTが512 ✕512マトリックスから2 ,048 ✕2 ,048 マトリックスへ高分解能化されるなど、高精細画像を求める動きは、医療分野においても強く要求され始めている。MRI 検査においては元来、「高画質化」は「検査
時間短縮化」並んで常に進化が求められる要素であり、時代の流れとともに新しい技術が開発されてきた。「高画質化」と「時間短縮」は常に二律背反する事項であり、その2 つの両立は非常に難しいテーマとしてチャレンジされ続けられている。近年、ハードウェアの精度向上だけでなく、コンピュータの処理性能向上により上記を両立するべく新しい信号収集法、再構成法が提案され始めている。以下、高精細、短時間を両立させる新しい
取り組みを紹介する。