季刊刑事弁護54号(2008,summer)

季刊刑事弁護編集部

2,000円(税込)

現代人文社

[View]高橋ユキ 4
[巻頭]取調べ可視化論の現在・2008-裁判員裁判まであと1年の攻防 小坂井 久
[連続特集 裁判員裁判をどう闘うか4]裁判員裁判と伝聞法則-裁判員は書面を読まない!
本特集の趣旨 水谷規男
裁判員裁判と伝聞証拠 田淵浩二
検察官請求「書証」に弁護人はどのように対応すべきか-「裁判員裁判における証拠調べのあり方と留意点」 岡 慎一
刑訴法321条1項2号後段書面として証拠請求された場合への対応 岡 慎一
取調べ過程の一部を録画したDVD再生と任意性立証 岸上英二
裁判員制度と任意性立証・特信性立証 川崎英明
裁判員裁判における鑑定書の取扱いについて-京都における模擬裁判のケースの紹介 舟木 浩
裁判員裁判における書面の取扱い-合意書面を中心にして 森下 弘
中間評議の役割と証拠評価の可能性 岡田悦典
[単発]
刑事施設視察委員会2年目を迎えて 田鎖麻衣子
「隣の難民」と刑事弁護-難民申請者の刑事裁判における留意点 白鳥玲子
氷見事件・志布志事件に関する最高検察庁の調査報告書について 守屋克彦
[刑事弁護レポート]
控訴審でも違法収集証拠を認め無罪獲得-職務質問の時的限界と「暴行」の成否 浦城知子
ウィドマーク法を用いた酒気帯び運転の捜査の問題点 山室匡史
痴漢否認・傷害事件で勾留却下から不起訴へ 小池振一郎・李 桂香
[付添人レポート]
杜撰な捜査が被害者の虚偽供述を許した事例 山本啓二
少年院か少年刑務所か-少年の処遇をめぐる攻防 上 将倫
[連載]
勝つための戦略的法廷プレゼンテーション技術1:戦略的法廷プレゼンテーションの理論と技術 八幡紕芦史・辻 孝司・遠山大輔
事例から学ぶ証人尋問のテクニック!19:誘導尋問を意識せよ!-より的確な主尋問のために 大阪弁護士会刑事弁護委員会ダイヤモンドルール研究会ワーキンググループ
刑弁フォーラム活動報告6:講演「尋問技術」 藤原大吾
もう一歩踏み込んだ薬物事件の弁護術16:覚せい剤徹底解明 その1-覚せい剤の科学 小森 榮・牧野由紀子
桜丘だより24:初めての起訴前弁護 櫻井光政
[世界の刑事司法]
テレビ的パフォーマンスあるいは取調べの監視?-ニュージーランドにおける被疑者取調べ録画制度について 指宿 信
中国における警察段階での取調べ可視化実験 山田直子・賈 子申
イングランド・ウェールズにおける証拠不開示と冤罪5 幡新大実
[刑事弁護ニュース]
「法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム最終報告書」発表 西村 健
法廷弁護技術確立に向けた第一歩-「第1回法廷弁護指導者養成プログラム」報告 田岡直博
[Q&A刑事弁護]勾留理由開示請求 掛樋美佐保

[刑事弁護日誌]ないもの尽くしの司法過疎地の問題点 宮原一東
[新人弁護士日記]権利のために闘うということ 戸舘圭之
[司法修習 日々の徒然]裁判所にて 小梅
[ロー・スクール通信]質を落とさずに量を増やす方策を 中村祐介
[Book Review]佐藤博史著『刑事弁護の技術と倫理』 中山博之
[話題の1冊]法務省法務総合研究所編『平成19年版犯罪白書』
[Cinema Guide]嫌われ松子の一生
[判例レビュー]東京高判平19・9・18/函館家決平19・12・3 中島 宏
[資料]
最高検察庁「いわゆる氷見事件及び志布志事件における捜査・公判活動の問題点等について」
日本弁護士連合会「『氷見事件』調査報告書」