季刊刑事弁護51号(2007,autumn)

季刊刑事弁護編集部

2,000円(税込)

現代人文社

[View]シスター・ヘレン・プレジャン
[熊本典道さんインタビュー]私たちのほうが裁かれている
[巻頭]接見交通権の残された課題─鹿児島選挙違反事件を素材として 丹治初彦
[連続特集:裁判員裁判をどう闘うか?/弁論技術その1─冒頭陳述を中心に]
連続特集 「裁判員裁判をどう闘うか」の開始にあたって 村岡啓一
企画の趣旨と概要 指宿信
冒頭陳述とは何か 高野隆
[座談会]模擬裁判員裁判を通して見えてきた冒頭陳述 川上有・吉江暢洋・小林剛・西村健・森本明宏・指宿信
模擬裁判における冒頭陳述を検証する 小野正典
[模擬裁判における冒頭陳述を検証する]争点となる構成要件ごとに整理した例 山崎泰正
[模擬裁判における冒頭陳述を検証する]一般論を展開した例 上地大三郎
[模擬裁判における冒頭陳述を検証する]ストーリー性を重視した例 佐藤ひさし
[模擬裁判における冒頭陳述を検証する]日弁連での検討結果を踏まえて作られた例 後藤貞人
公判前整理手続における被告人側「予定主張」の明示 岡慎一
冒頭陳述における予断排除 田淵浩二
裁判員がわかりやすいプレゼンテーションとは 八幡紕芦史
[裁判員から見た冒頭陳述]物語形式では弱い情状の冒頭陳述 村岡美奈
[裁判員から見た冒頭陳述]「情」はよく伝わってきた 日高友郎
合衆国における法廷弁論の教え方 ロドニー・アップホフ
[単発]裁判員制度における冤罪防止の可能性─自白調書に関する裁判員の意識と任意性との衝突 福来寛・黒沢香
[単発]2007年少年法改正で非行法制はどのように再編されたか─触法事件に即して 若穂井透
[単発]保釈制度の問題点とその改善方法 鹿島秀樹
[単発]任意の取調べと可視化の必要性─公務執行妨害罪等の無罪判決を契機として 小川秀世
[刑事弁護レポート]携帯電話にまつわる弁護側証拠で無罪 今村憲
[刑事弁護レポート]自白調書の任意性を否定した証拠排除決定 辻孝司
[付添人レポート]一転否認で探し当てた虚偽自白 樋口光善
[付添人レポート]少年と犯人との同一性を争う 石川善一
[刑弁フォーラム活動報告4]第12回若手ゼミ 岡田浩志
[交通事故弁護請負い講座17]見間違いの科学に挑戦 羽倉佐知子
[事例から学ぶ証人尋問のテクニック!16]ダメは押すな!─つい突っ込みたくなる誘惑を抑えよう 大阪弁護士会刑事弁護委員会ダイヤモンドルール研究会ワーキンググループ
[もう一歩踏み込んだ薬物事件の弁護術13]薬物依存の治療と回復その1 小沼杏坪・小森榮
[アメリカ合衆国のロースクール教育(終)]法曹倫理教育の有効な方法とは何か─一橋大学法科大学院の実践から 村岡啓一
[桜丘だより21]前科7犯 櫻井光政
[Q&A刑事弁護]控訴審における証拠調べ 掛樋美佐保
[世界の刑事司法]イングランド・ウェールズにおける証拠不開示と冤罪2 幡新大実
[刑事弁護ニュース]現職弁護士たちによる裁判・評議劇─「真実の行方--あなたの意見が評議を変える」 小原健司
[刑事弁護ニュース]被害者の刑事訴訟参加の問題点と今求められる被害者支援の課題─犯罪被害者と司法を考えるシンポジウム 編集部
[刑事弁護ニュース]『被疑者ノートを活用しよう!』─経験交流会報告 坂根真也
[刑事弁護ニュース]原則的対応を踏まえつつスタンダードの定立へ─刑事弁護経験交流会 金子正和
[刑事弁護ニュース]「被害者と加害者の出会いを考える会Ocean」の設立 原田正治・柳下み咲
[Book Review]『ドラッグ・コート』 光藤景皎
[Book Review]『少年司法改革の検証と展望』 若穂井 透
[Book Review]『適正な刑事手続の保障とマスメディア』 木村哲也
[Cinema Guide]『es[エス]』
[刑事弁護日誌]「酒浸り」の日々 中村昌樹
[新人弁護士日記]はじめての国選事件 丸茂春生
[法律事務所訪問]北千住パブリック法律事務所
[ロー・スクール通信]目的と手段 中村祐介
[傍聴席から]312円のパフ万引事件/ある即決裁判 南口芙美
[判例レビュー]東京高裁判18・10・25/京都地決平18・11・15/東京家八王子支決平18・11・24/甲府家決平18・10・19 216 中島宏
[資料]当番弁護士制度運用状況集計表