地理 2013年11月号

古今書院地理編集部 編

1,257円(税込)

古今書院

通巻700号記念特集:世界遺産 地域の視点◆世界遺産に登録されると地域はどう変わるか? 観光客の急増に対する地域の対応、資源の保全をめぐる動きなど、地域の視点から世界遺産登録について考えます。世界遺産の魅力を紹介する観光ガイドではありません。

【目次】
★特集:世界遺産 地域の視点
富士山の世界遺産登録とその課題
 -ヨーロッパの遺産の保護・保全の観点からの比較(横山秀司)
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は何を語るか(鈴木晃志郎)
小笠原諸島と世界遺産-登録から2年後の現状(有馬貴之)
高野山にとって世界遺産とは何か(島津俊之)
「遺産」と「生活」「観光」が調和した世界遺産を目指して
 -石見銀山の世界遺産登録に向けた官民共同の軌跡 (パンノイ・ナッタポン)

★寄稿
観光を題材とした実践的な地理教育(寺本 潔)
東京西郊・桜上水界隈を歩く-志賀重昂とめぐり会う小さな旅(式 正英)
【カラー口絵】文化遺産を塔から眺める ベルン・イスタンブール(香川貴志)

★新連載
自然地理学のフィールドワーク1
 運と勘(泉 岳樹・松山 洋)
TPPについて考えてみよう1
 シンガポールにみる自由貿易の系譜(矢延洋泰)
海図を読む1
 「白島国家石油備蓄基地」を海図から読み解く(今井健三)

★連載
楽しく地図を描く旅 たまにリターンズ11
 「金沢」「加賀」的な風物詩はどこまで出没しているのか?(はやしきよみ)
あの“地理の聖地”はいま2
 炭鉱の街から産業文化の街へ-「ドイツ・ルール地方」(鈴木雅子)
仮設住民のくらし:震災から2年8
 東日本大震災後の居住地立地過程と土地利用調整(豊島正幸)
 コラム:「手押し車」と地形環境(岩船昌起)
インドで地理修行?8
 クリシュナデルタとデカン高原(久保純子)
災害に立ち向かう地理教育12
 災害モニュメントを調べる(立川稠士)