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現在、うつ病の概念や治療法は、
ドイツ精神医学とアメリカ精神医学会の概念の違いにより、
現場の医師たちでさえ、混乱しているのが実情です。
本来はうつ病でない人がうつ病と診断され、
誤った治療を施されている例も多く見られます。
この本では、数多くの症例を紹介しながら、
うつ病の正しい知識と治療法についてまとめました。
■目次
まえがき
第1章 うつ病ってどんな病気?
うつ病と間違われた人々/ドイツ精神医学のうつ病/アメリカ精神医学会の気分障害
第2章 うつ病はどんな症状があるの?
うつ病の精神症状/うつ病の身体症状/うつ病の自然経過/うつ病と自殺/うつ病の原因/うつ病になった人の性格/症状以外のうつ病の特徴/老年期うつ病/質問紙による診断/診察時に行う心理検査/うつ病の重症度を判定する評価尺度
第3章 うつ病と間違われやすい病気ってどんあものがあるの?
うつ病と間違えられやすい心の病気/うつ病と間違えられやすいその他の病気/うつ病と間違えられやすい身体の病気/うつ病と間違えられやすいその他の身体の病気/拡大解釈でうつ病とされた病気
第4章 うつ病の治療について
うつ病治療の実際の流れと回復まで/うつ病の初期(急性期)/うつ病の回復へ向かう時期/うつ病の入院治療/うつ病の薬はなぜ効くのか/新しい抗うつ薬/抗うつ薬の使い分け/抗うつ薬が効く「うつ病」と効かない「うつ状態」/薬物療法以外の治療法―さまざまな精神療法/うつ病が他の病気に間違えれた/どこまでをうつ病として捉えるか
第5章 うつ病とどう向き合ったらいいの?
うつ病をくり返さないために/うつ病にならないために/うつ病の人がやってよいことと悪いこと/うつ病の人に言ってよいことと悪いこと/上手なお医者さんのかかり方/うつ病治療のQ&A
あとがき