風景とローカル・ガバナンス:春の小川はなぜ失われたのか

中村良夫・鳥越皓之・早稲田大学公共政策研究所 編/羽貝正美・佐々木葉・西 研・山田圭二郎・藤倉英世・縣公一郎・塚本壽雄 著

1,944円(税込)

早稲田大学出版部

2004年6月に景観法が公布されて以来、すでに10年が経過している。しかしながら、わが国では風景の「劣化」と呼ばれる、風景の雑然化、画一化、無個性化が依然として進行しており、昨今、その対象は国土の基調となる、ごく日常的な社会活動が行われている地域全域に及んでいる。
 こうした社会的背景をふまえ、風景学、環境社会学、都市行政学、景観工学、社会哲学、公共経営学の各分野の第一線の研究者が、風景の「劣化」をくいとめ、風景をつくり、守り、向上させていくための理論と実践を徹底研究する。これまでにない風景研究の一冊。
《日本図書館協会選定図書》