オン・ザ・マップ 地図と人類の物語

サイモン・ガーフィールド

1,987円(税込)

太田出版

地図は人間の歴史を饒舌に語る。
――世界地図の概念が「発明」されてから2000年、地図制作は人間の進歩とともに発展してきた。コロンブスを遡ること500年前の新大陸発見を証明する古地図、英国の至宝となった絵地図をめぐる大論争、多くの人命を救ったコレラの感染地図……。先史時代の洞窟壁画からGoogleマップにいたるまで、果てなき好奇心で未踏の地に挑み、地図を作りつづけてきた人間の壮大な闘いと冒険の物語。

*貴重な図版を100点以上収録。「地図の世界史」決定版!

地図が人を魅了するのは、そこに物語があるからだ。この本で紹介する数々の地図は、誕生のいきさつ、それらを描いた人々、彼らの思想、そして私たちが地図をどのように利用するのかを伝えている。より頑丈になった十五世紀の船舶、十六世紀後半に確立された三角測量術、十八世紀の経度の確定、二十世紀の飛行機の開発と空中からの観測。そして二十一世紀に入ってからのインターネット、GPS、衛星ナビゲーション──それらを通じて、おそらく人間の空間認知能力は新たに再構築されるのであろう。
(「プロローグ」より抜粋)

【目次】
序文:地図を愛する人々のために デーヴァ・ソベル
プロローグ あらたな地図が浮かびあがる
1章:いにしえの賢人たちの功績
2章:世界を売った男たち
3章:概念としての世界地図
4章:ヴェネツィアと中国の地図
5章:ヴィンランドの謎
6章:アメリゴへようこそ
7章:メルカトルの投影法
8章:冊子になった世界
9章:シティ・マップを作る
10章:陸地測量局をめぐる物語――定まりゆく座標
11章:伝説のコング山脈
12章:コレラの感染を止めた地図
13章:宝島、☓印の場所を探せ
14章:世界最悪の旅、地図のない最後の地へ
15章:ミセスPと「ロンドンA - Z」
16章:誰もが携帯する地図――旅行ガイド略史
17章:カサブランカ、ハリー・ポッター、そしてジェニファー・アニストンの家
18章:超大型の地球儀を作る
19章:世界最大の地図ディーラー、世界最大の地図泥棒
20章:いかにしてカーナビは普及したのか
21章:ビデオゲームと地図の未来
22章:脳の地図を描く
エピローグ いつでもどこでも自分の居場所がわかる地図