日本でいちばん大切にしたい会社 (あさ出版電子書籍)

坂本 光司

999円(税込)

株式会社あさ出版

日本でいちばん大切にしたい会社(あさ出版電子書籍)

■ Amazon(アマゾン)レビュー数139件、平均評価4.42の高評価4星半

■ 村上龍氏 (作家)、佐々木常夫氏 (『働く君に贈る25の言葉』著者)絶賛 書籍

■ 経営者、管理職の方に読んでほしい1冊!

■ 企業の目的は社員の幸福を通じて社会に貢献すること

■ 貴方の働いている会社は社員の幸せを考えられていますか

あなたの理想の会社はどのような会社ですか。
会社は物が作るのではなく人がつくるもの。
あなたがつくる理想の会社づくりの参考になればと思います。

■ 掲載いただいたメディア ■
「サンデージャポン」 「ニュースJAPAN」 「ワールドビジネスサテライト」 「スマステーション」 「はなまるマーケット」 「久米宏のテレビってヤツは!?」 「アクセス」 「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」 「生島ヒロシのおはよう一直線」 「ベストセラーBOOK TV」 「AERA」 「週刊朝日」 「日経ビジネス」 「日経ビジネスアソシエ」 「プレジデント」 「朝日新聞」 「日本経済新聞」 「毎日新聞」 「日経MJ」 「R25」他

★シリーズ累計650,000部突破 大反響の中『日本でいちばん大切にしたい会社4』リリース★

◆担当編集者のコメント
 私が著者である坂本先生と出会ったのは、経営者やビジネスマン、金融関係の方たちが500人ほど参加する、ある講演会でのことでした。
 坂本先生は講演を始める前に、「10分だけ、最近強く心に感じたこと」として、神奈川県川崎市の日本理化学工業という会社の話をされました。
 その会社が50年前に、社員みんなの願いで身障者の女の子2名を採用したこと、以来ずっと身障者の方々を雇用し続け、今では全社員に占めるその比率が70%にも達していることなどを話してくださいました。そのうえで、訪問した際にお茶を入れてくれた高齢の女性が、50年前に初めて採用した身障者の女の子であることを聞き、不覚にも涙がこぼれた、等のお話でした。
 その際に坂本先生が結びのことばとして話されたのが、「私はこの会社こそ、日本でいちばん大切にしたい会社だと思っています」というものでした。
 こうした会社は、他にもあります。
 限りなく辺鄙な地域にありながら、日本全国から入社希望者やお客様が集まってくる会社。「会社の目的は社員を幸福にすること」という理念を掲げて、48年間も増収増益を続けている会社等々。
 これらの会社の社員の方々はみな生き生きとして喜びにあふれ、しかも継続して収益を上げています。ゴマカシ、偽装、競争本位とは180度異なる企業の世界がここにはあり、しかもそれはすべての会社にとって、実現することが可能な世界なのです。
 本書には、胸を打つ5つの会社のストーリーが収録されています。担当編集者として、経営者はもちろんのこと、すべての働く方々に読んでいただきたい書籍です。

◆著者のコメント
 本書の第1部で、私は「会社経営とは『5人に対する使命と責任』を果たすための活動」であるとして、経営の目的を以下の5つに定めています。
1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする
 多くの経営書では、会社は株主のものである、と書いています。また、「会社は誰のものか」という議論では「株主のもの」という考えが支配的で、経営の目的も「顧客満足」とか「株主価値の最大化」などということが当然のようにいわれます。
 しかし、私は、会社は顧客のためのものでも、まして株主のためのものでもない、と思います。社員が喜びを感じ、幸福になれて初めて顧客に喜びを提供することができる。顧客に喜びを提供できて初めて収益が上がり、株主を幸福にすることができる。だから株主の幸せは目的ではなく結果である――これが私の考えです。
 第2部で、この点を実証する「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介します。
 本書を通して、働くことの意味、会社という存在の意味を、考えていただければ幸いです。

◆シリーズ絶賛発売中
・日本でいちばん大切にしたい会社 2 リリース中
・日本でいちばん大切にしたい会社 3 リリース中
・日本でいちばん大切にしたい会社 4 リリース中

■目次
●第1部 会社は誰のために?
・「わかっていない」経営者が増えている!
・業績ではなく継続する会社をめざして
・業績や成長は継続するための手段にすぎない
・社員は利益だけを求めているわけではない
・「多くの人を満足させる」こと。それが会社の使命
・日本で大切にしたい会社を増やそう
・続けていくことの大切さ

●第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち

◆1.障害者の方々がほめられ、役立ち、必要とされる場をつくりたい
・日本理化学工業株式会社(神奈川県川崎市)
50年前から障がい者雇用を始め、軽度の障がい者ではなく、他では採用してもら
えない人に就業の機会を与えるというポリシーを持ち、いまでは全社員の7割が
障がい者を占めているチョーク製造会社。

コラム
・重度の障害をもつ彼女だからこそ、わが社が採用しなければ 株式会社ファンケルスマイル

◆2.「社員の幸せのための経営」「戦わない経営」を貫き、四八年間増収増益
・伊那食品工業株式会社 (長野県伊那市)
社員の安全のために、倒産ギリギリの状況でも設備投資を行い、誰一人としてリ
ストラせず、同業者とも争わず、とことん環境に配慮をする「戦わない経営」を
貫いて、斜陽産業でありながらも、48年間増収増益を続けている寒天製造のトッ
プメーカー。

◆3.「人を支える」会社には、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が訪ねてくる
・中村ブレイス株式会社(島根県大田市)
日本一へんぴな場所にありながら、全国から4,000人もの入社希望者が集まり、
さらには世界中からお客様が集まってくる、弱者の視点に立ち、弱者のために物
づくりを続けている義肢装具メーカー。カンブリア宮殿で特集。

◆4.地域に生き、人と人、心と心を結ぶ経営を貫いていく
・株式会社柳月(北海道音更町)
北海道で生まれ、大きく業績を伸ばすものの、決して地元を離れようとせず、地
域の人々の心と心を結ぶことを第一に、いまなお成長を続けるお菓子メーカー。

◆5.「あなたのお客でほんとうによかった」と言われる、光り輝く果物店
・杉山フルーツ(静岡県富士市)
大規模スーパーの撤退で寂れた商店街にあるにもかかわらず、全国各地からお客
様が殺到し、「あなたのお客でよかった」と涙ながらに感謝される個人商店の果
物店。

■著者 坂本光司
法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長。1947年静岡県生まれ。浜松大学教授、福井県立大学教授、静岡文化芸術 大学教授を経て、2008年より法政大学大学院政策創造研究科教授。法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科(MBA)兼担教授。NPO法人 オールしずおかベストコミュニティ理事長。他にも、国、県、市などの公職多数。専門は中小企業経営論、地域産業論(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『"弱者"にやさしい会社の話 大事なことを教えてくれる14の企業の思いと経営』(ISBN-10:4765010821)が刊行された当時に掲載されていたものです)

◆著者はこんな人
坂本 光司(さかもと・こうじ)
 浜松大学教授、静岡文化芸術大学教授を経て、2008年4月より法政大学大学院政策創造研究科(地域づくり大学院)イノベーションマネジメント研究科(MBA)兼担教授法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長。全国7000社以上の企業訪問をし、「現場で中小企業研究をし、頑張る会社の応援をする」ことをモットーにしている。著書に『経営者の手帳』『どう生きる』『どう働く』、多数がある。